環境
いかの町小木、
能登の里山里海に囲まれて
能登は豊かな自然環境から農林漁業も盛んで、その自然と結びついた暮らしや文化が高く評価され、2011年に日本で初めて世界農業遺産に認定されました。
和平商店はいか漁が盛んな能登町小木港に位置し、小木の特産物である船上凍結させた高品質なブランドいか「船凍いか」を使った加工品を主に製造しています。
また地の利として、様々な加工に向いている「船凍いか」が一年を通して安定して仕入れることができます。
人
地元地域の婦人達が活躍
いかの加工は主に地元婦人たちが行っており、その家族が漁師さんなどの生産者である為、いかを扱う技術が高くテキパキと加工作業を進めています。
小木の町と人が昔からいか漁とともに歩んできたからこそ、おいしい小木のいかを一人でも多くの人に知って食べて欲しいという想いを込めて、毎日の手仕事にあたっています。
商品づくり
能登の発酵食品を使った魅力ある商品づくり
能登には豊かな食文化があります。日本で唯一の揚げ浜式で作られる塩、発酵に適した気候風土から酒、味噌、醤油などの調味料をはじめ、発酵技術を活かした加工食品も豊富に存在します。特に特徴的なものは、いかの肝と塩のみで作られる「いしり」です。
かつては各家庭で作られており、山に住む人の農作物と物々交換されていた時代もありました。豊富で新鮮な海の幸山の幸とこうした能登産の食材を組み合わせて、他にはない魅力ある商品づくりを目指しています。
道具
鍛冶屋さん特製のイカ割き包丁
道具は、能登地区にある鍛冶屋さん特製の手作り包丁で、いかの下処理から刺身加工まで使える「イカ割き包丁」や「能登マキリ」を使っています。
「能登マキリ」は漁師が使う万能包丁のことを言い、柄のくびれがなく、握りのすぐ先から刃になった万能ナイフで、漁師が船上の作業で使うほか、魚さばきや、庭仕事、山菜採りまで広く使われます。「イカ割き包丁」は、その名が示すようにいか専用の包丁ですが、能登では万能小出刃としても人気があります。